私のホームページの仕事

JQ145_72A「私はなぜホームページのいけてる仕事ができないのだろう」

よく悩んだものだ。もちろんまだ悩み続けてはいるのだが、

今は昔とは少しだけ事情が違っている。

まず定義そのものが私の中でずいぶんと変わった。

昔は「いけてる仕事」には「かっこよくて、誰も見たことがないような仕事」として

漠然とした雲をつかむようなイメージを持っていた。

でも今は「ちゃんと説明できる仕事」だと思っている。

理論的でも感情的でもいいから、「こういう考え方や思いがあってこれを作りました。」と

説明をできること。欲を言えば、その根拠に理論と感情のバランスがとれていればもっといい。

それが今の私が考える「いけてる仕事」の定義だ。

なぜ定義が変わったのか。背景には私自身とクライアントとの関係の変化があると思う。

私の場合、ほとんどのクライアントと何年にもわたって繰り返し仕事をしている。

最近は指名で新規クライアントの仕事が入ることも増えてきたが、

多くの仕事は昔から担当しているクライアントだ。この継続性が、

クライアントとの関係を変えてしまったのである。

よくプレゼンの勝ち負けとして語られているように、私にとっても最初はクライアントは

「説得しなければいけない存在」だった。

でも繰り返して仕事をし、何年も付き合っているうちに、お互いの間に

信頼関係が気付かれる。そうなれば、クライアントは対峙する相手ではなく、

同じ側にたって「一緒にモノづくりをする存在」に変わる。

その結果、私はかっこよくて、誰も見たことがないような仕事をしようとは思わなくなり、

クライアントが抱える課題を解決するために題材にすべきものや

伝えるべき事柄を明確にして、それを私だからできる表現で形にしようと考えるようになったのであり。

経験から言えば、そうやってできた作品のほうがいいものになることが多い。

実際に私がこれまで手掛けてきた仕事を振り返ってみると、

いけてる仕事と思えるものは自分一人で考えてクライアントを説得したものではない。

クライアントとの対話の中で、一緒に作ったものばかりだ。

私が初めてカンヌ国際広告祭でショートリストに残ったvodafoneの「recycle campaign」も

クライアントはvodafoneのみとでもいえそうなくらいにvodafone一本に近い状態で

仕事をしていた時期にクライアントが「クリエイティブ重視のものを作りましょう。

それを広告賞にもエントリーしましょう。」とチャンスをくれて作ったホームページ作品だ。

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